当番幹事挨拶

謹啓 初春の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。


 この度、第22回日本高齢者腎不全研究会・学術集会の大会長を拝命し、2024年7月20日 (土)・21日(日)と医療法人 友秀会 伊丹腎クリニックがある登別の第一滝本館において開催させていただくこととなりました。

 以前の大会は徳島なら徳島、大分なら大分と各地大会長のおひざ元で特徴のある大会を開催してきております。伊丹の地元は登別です。今回の開催にあたり、ここ登別で行える場所を探しましたが、市内に本会を行えるビジネスホテルがなく、市民会館も古く開催には難しいという判断に至りました。その後登別温泉の第一滝本館に会議室があることがわかりました。

ホテルのご厚意もありまして開催が可能となり、地元登別を生かしたおもてなし満載の大会にしたく準備している次第です。

現在の透析人口の2/3以上は64歳以上の高齢者が占めるようになっており、透析医療は高齢者医療といっても過言ではないのが現状です。それとともに、患者の救命を第一としていたのが医療の進歩により患者の高齢化にもかかわらず救命は当たり前のこととなり、より患者さんの生活の質(QOL)を高める医療へと変わってきております。

残された人生をその人らしい日々の実現を支援し、貴重な時間にやりたいことを引き出し、できる限りより良い生活の質(QOL)を実現できるような患者中心の透析医療を目指し、今回テーマは「自分らしくいきるために~個人を重んじたオンリーワンな治療を目指して~」と致しました。画一的な治療ではなく、患者さん一人ひとりの病態や環境に合わせた(応じた)最善の治療を行うためには何をするべきなのか、何が必要なのかについて積極的に議論を交わしたいと考えています。

最後に、本大会の準備・運営につきましては、できる限り質素且つ倹約を旨としたく存じますが、何分にも参加者からの会費だけではまかない切れないのが現状でございます。

つきましては、誠に恐縮に存じますが、本会の趣旨にご賛同いただき、ご支援を賜りたく

存じます。何卒ご高配の程、宜しくお願い申し上げます。

尚、拠出いただきました協賛金につきまして、各社・団体の名前が公表されることをご了承のほど、重ねてお願い申し上げます。


謹白


2024年2月吉日


日本高齢者腎不全研究会

当番幹事 伊丹 儀友

(医療法人友秀会 伊丹腎クリニック 理事長・院長)